語林講座 四字熟語編  
 
          文・樋口千夏      
     
もどる  如坐春风 

文字通り「春風の中に座したような気持ち」という意味ですが
どんな人に対峙したとき、そのような気持ちになりますか。

この言葉は多く年上の、特に自分にとって師となる人に接したときの気持ちにつ
いて使われます。

春という季節の気は植物の芽を伸ばし、また人の心身の気をも上に向かわせます。
温かく穏やかでいながら、向上心を刺激するような、そんな先生をイメージしてください。

  老师青春常在,学生如坐春风,教室春意盎然。
     /先生は若々しく、学生は和やかで、教室には意欲的な空気が充満している。

ちなみに、この言葉は単なるたとえであり、春以外の季節にも使えます。